腎臓の機能が50%程度失われて、ようやく症状が現れます
腎臓の機能が健康なときに比べて半分近くまで低下して初めて、自覚症状が現れます(表を参照)。ステージ3(腎臓の機能50%程度)では、夜中に何度もトイレに行く、血圧が上昇する、貧血になるなどの症状が現れます。ステージ4(腎臓の機能30%程度)では、疲れやすさ、むくみ、尿量の減少などが現れます。つまり何らかの症状が出て受診したときには、腎臓の機能はすでに半分以上、失われていることがわかります。放っておくと透析療法が必要になる可能性があります。
ステージ1〜2のうちに食生活など生活習慣の改善をスタートし、薬物療法を開始することが大切です。年に1度の検診(健康診断)は必ず受けるようにしましょう。