高山医院

東京都三鷹市上連雀4-2-29
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13:30~18:30
※土曜午後は16:30 まで
休診日:木曜・日曜・祝日

院長紹介
DOCTOR

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挨拶

当院の歴史と就任までの経緯

2020年8月1日より、前任の高山俊政先生からご指名を頂き院長に就任いたしました宮内弘子です。よろしくお願い致します。

当院は三鷹駅から9分ほど歩いた住宅地にあります。

およそ60年ほど前に、まだ三鷹駅周辺が何もない状態の頃に、先々代の故高山眞平先生が三鷹に根付いたことにより発展した歴史ある医院です。

前院長高山俊政先生は父でもある眞平翁の遺志を引継ぎ、故郷である三鷹市で医師副会長を歴任、三鷹を拠点とした北多摩南部地域に地域医療を提供して参りました。

患者様に気軽にお越しいただいて普段からの健康相談をできるように築き上げてきた信頼はゆるぎない信頼関係となり皆様の健康の情報の拠点となっております。

私はこの長年築き挙げられた関係をこれからも継承し豊かなものにしていきたいと考えております。

新型コロナウイルスによる診療への影響とそのお詫び

2021年9月から2023年4月まで、新型コロナにおける従業員の負担増により診察時間の短縮を踏まえ、患者様の受診機会を減らしてしまい大変なご迷惑をおかけしましたこと、ここに深くお詫び申し上げます。

2023年現在、政府のウィズ・コロナに向けた生活指導により午後の外来診察時間も13:30から18:30まで開院することが出来ました。電子カルテシステムの導入と運用によりフロントヤードとバックヤードが一気に安楽になりまして、患者様にも以前のように外来でお待たせしたり、外来で喧騒の中混み合うことがなくなり一部の方には好評を頂いております。レセプトも完全電子化されたおかげで電子カルテがある程度のアクティブチェックを撥ねてくれるため、前のように大量のレセプト用のコピー用紙を打ち出したり、夜中まで居残りし喧々諤々と殺気立って仕事をする必要がなくなりました。疾患別オペレーションのシャドウ、予約システム導入と運用、組織の若返りと給与体系の構築、外国人雇用の開始、マイクロツーリズムに対するコモンディジーズへの逆言語教育と外国人対応オペレーションの構築、など数え上げたらきりがないですが、このようなことを一つ一つ紆余曲折の中に立て直して本日までこれたのも、患者様を含め関係者皆様のお力添えのおかげだと感慨深い気持ちでおります。

今後皆様にお伝えしたいこと

もう一つ、外来と並行致しまして、医院からさらに地域に介入した訪問診療に積極的な保健医療を展開していきたいと考えております。訪問診療は2003年国が提唱した地域包括ケアシステムの一つの考え方です。少子化・核家族化した日本人の生活に高齢化社会の荒波が押し寄せてきた現在までに一人の高齢者を支える必要な支援(医療・介護・予防・住環境・その他など)を自治体から見出していこうとする考え方です。

様々なサービスで高齢者がサポートされますが、今後全国で700万人以上がこのサービスの恩恵が受けられないまま放置される可能性があるというショッキングなニュースが流れました。このような中、三鷹市では地域包括支援センターが7カ所あり、各地域の先鋭が輪番で対応しています。また、実際の居宅介護支援事業所(訪問介護などを実際に提供する場所です)も40カ所弱あり、地域包括支援センターから連絡をうけたケアマネージャが中心となって支援の必要な高齢者の担当を行い支援を提供しているのが今の状況です。

患者様がそれぞれのどのような生活支援が必要なのか、当院の外来にいらしてくれている方は理解できていますが、ご自宅で頑張って親子で対応されている方、一人頑張って生活している方などは、誰かがその存在を知らないとどうすることも出来ません。周りにそのような方がいる場合、気が付いた方が声をかけてあげて下さい。本人は誰かに頼るチャンスもタイミングもなく、懸命に戦っていることが多いです。

幸い私自身、総合診療と訪問医療の経験が特筆して長いので、在宅医療の分野で皆様に還元できますよう、現在ケアマネージャ様と交流の機会を設け、より医療を身近に考えてもらいながら今後そのことがケアマネとしてのサービスの提供に生かせるような情報が提供できないかなと楽しみながら輪にまぜてもらっております。

今後、より多くの方の医療が提供できるよう尽力できることを願っております。

地域の患者様に支えられて育ってきた高山医院。これからも気軽に活用して頂ければ幸いです。

院長 宮内 弘子

経歴

平成9年3月帝京大学医学部医学科卒業
平成9年4月帝京大学医学部附属市原病院第3内科(千葉県:現帝京大学ちば総合医療センター内科)にて研修開始
平成11年4月慈生会病院(中野区:現総合東京病院)内科 
平成12年4月介護老人保健施設つくも苑(千葉県茂原市)内科  日本内科学会認定内科医取得
平成18年4月川崎市立多摩病院 総合診療科(当時日本家庭医療学会会長の亀谷学先生、大橋博樹先生に師事)
平成24年4月杏林大学医学部付属病院 総合診療内科  
平成28年4月稲城わかばクリニック 内科・訪問診療部
令和2年4月共済会櫻井病院 内科・訪問診療部
令和2年8月高山病院(東京都三鷹市)院長就任

所属学会・専門医

  • 日本内科学会  認定内科医
  • 日本専門医機構 総合診療科 特任指導医
  • 日本プライマリ・ケア連合学会会員(旧日本家庭医療学会)
  • 日本内科学会認定  JMECCプロバイダー
  • 日本救急医学会認定 ICLSプロバイダー

主な研究業績

受賞歴

平成 26年3月
第7回日本蘇生科学シンポジウム(J-ResS) 優秀演題賞受賞 

講演
  1. Uechi T., Shibata S., Tsukada T., Kobayashi T., Miyauchi H., Tokutsu T., Sano Y., Arai M., Tsunoda T., Matsuda T. : Advanced Trained Emergency Life-Saving Technicians Improve Rates of Return of Spontaneous Circulation and Neurologic Survival after Out-of-Hospital Cardiac Arrest. Presented at the 32th Congress of the Pan-Pacific Surgical Association Japan Chapter, Hawaii, September 19 – 21, 2015.
  2. 宮内弘子、植地貴弘、平澤愛、坂入佐知子、菊地真祈、畑典孝、新井舞、佐野勇貴、得津敬之、小林敬明、大石知瑞子、柴田茂貴、松田剛明:当院救急外来を受診した一過性意識障害患者の特徴と背景(高プロラクチン血症とてんかんの関係)、2015年11月21日、杏林医学会
  3. 宮内弘子、植地貴弘、塚田雄大、星田京子、柴田茂貴、大平和彦、吉野秀朗、池田隆徳、米本直裕、野々木宏、木村 剛、長尾  建、松田剛明、野村秀樹:心原性院外心停止に対する救急救命士派遣の効果、第7回蘇生科学シンポジウム、2014年3月6日 京都
  4. Miyauchi H, Uechi T, Tsukada T, Hoshida K, Shibata S, Ohira K, Ikeda T, Yonemoto N, Nonogi H, Kimura T, Nagao K, Matsuda T, Nomura H : Dispatching Emergency Life-Saving Technician Improves Neurological Outcome 1-Month After Out-of-Hospital Cardiac Arrest Independently of Their Advanced Life Support Procedures. Scientific Sessions and Resuscitation Science Symposium of the, Volume: 128 Circulation, November 2013